
どちらの向きから撮ってもらいますか?
有名カメラマンが顔写真を撮ってくれることになりました。
あなたなら顔の左側、右側、どちらの向きから撮ってもらいますか?
あなたは、右左、どちらの向きを選んだでしょうか。
実は、右側と左側には、大きな意味が隠されているのです。
わたしたちには喜怒哀楽の感情があり、感情は表情としてよく顔に表われます。
そして、顔を左右半分に分けて見た場合、感情は顔の左側に表われやすいといわれています。
京都大学霊長類研究所などが行なった研究によると、生後1ヵ月の赤ちゃんの泣き顔を撮影し、 右側のみ、左側のみで合成写真をつくって分析したところ、左側のみでつくった泣き顔に、より強く感情が表われていたとされています。
わたしたちは、無意識のうちに顔の左半分に本音をさらけ出しているのです。
自分の感情や本音を積極的に見せたがるタイプ、すなわち外向的なタイプといえます。
本音を見せたがらない内向的なタイプといえます。
子どもを対象にした調査では、子どもに人や動物、車などを描かせると、全体の約9割が自分に向かって左向きに描くといいます。
左向きに描く子どもたちは、明るく外向的で、いわゆる普通の子どもです。
右利きの場合、左向きに描く方が書きやすいので、右利きの人はたいてい左向きの絵を描くのですが、 このときに自分の内面をさらけ出すという外向的な感覚が生まれるといわれています。
一方、右向きの絵を描く子どもには、内気で消極的な子どもが多いそうです。
内向的なタイプと外向的なタイプは、それぞれ一長一短があり、どちらがよいということはありません。
内向的なタイプの人は、とにかく考えることが好きで、じっくり検討してから物事を進めるので、人にだまされたり失敗することは少ないのですが、 反面、失敗をおそれて行動に移さないという消極的な面があります。
一方、外向的なタイプの人は、逆に理論的に考えることが苦手なので、どちらかというと考える前に行動を起こします。 失敗しても立ち直りが早く、積極的に新しいことに挑戦するのですが、大ざっぱでそそっかしいという面もあります。
自分のタイプ、すなわち特性を知って、今後の仕事や人間関係を円滑に進めるための参考にしてみてください。
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